スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

集団走行を安全に楽しむために (初級編)


イベントや仲間内のサイクリングに参加すると、必ず集団走行する機会がありますね。

今回はそんな集団走行についての諸注意をまとめてみたいと思います。




自転車のメンテナンスや乗り方、ルール・マナー本は数あれど、

意外な事に集団走行に言及しているものは、ほとんど無いように思います。




瀬戸内サイクルメディアでは、民間のサークル 呉ポタリング倶楽部 で数年間培ってきたノウハウを活かし、

イベントでの集団走行を出来るだけ安全に行う工夫と研究を現在も続けています。




DSCF5884.jpg




今回はそんな集団走行のノウハウを 初級編 と銘打って紹介したいと思います。




一応、お断りしておきますが、 これから紹介するノウハウは現時点のものであり、

日々様々な経験や環境の変化において、常に進化・工夫を繰り返しています。


ですので、決して確立されているモノではなく、発展途上であることをご理解いただければ幸いです。






【 準備 】



まず最初に大切なのは準備です。




準備? なんの?

と多くの方が思われることでしょう。




我々が企画するイベントは、ビックイベントから極々身内のサイクリングまで、

必ず参加条件に明記する一文があります。


“ヘルメット・グローブ・その他予備チューブなど最低限の装備必要”




これらはどれも自分を守るものでありますが、

その本意は 同行者に迷惑をかけない ことにあります。



もっとわかりやすく言えば、自分の身は自分で守りましょう ということです。






具体的な例をあげると、 参加者が落車や事故で頭部を打った時、

ヘルメットをかぶっていれば、甚大なダメージを防げる確率がグッと上がります。



が、もしかぶっていなくて意識不明などになった時、

同行者は全力で対応してくれるでしょうが、サイクリングの継続はまず出来なくなります。






機材トラブルも同じで、日ごろから整備・清掃と携行品を充実させていれば、

マイナートラブルのほとんどが防げます。




DSCF7042.jpg




パンク修理すら出来なくとも、予備チューブや工具などを持っていれば、

スキルのある同行者がいる場合は対応してくれるでしょう。


不幸にしてパンクが相次いで手持ちの予備チューブが無くなっても、

同行者に同サイズの人がいれば、売ってもらったりも可能です。




ですが整備不良による故障などで、現地で復旧できない場合、

同行者を長時間足止めすることになります。




19.jpg

 (※画像はイメージです)





もちろん、ケガにしても故障にしても、

同行者は迷惑と感じるよりも、一所懸命協力してくれるでしょう。



ですが、未然に防げること、 用意できることはやっておくのが、

集団走行でのマナーであり、円滑な運行につながるのです。



メンテナンスの知識が無くても、ショップに依頼すれば済みますし、

携行品についても詳しい人の助言を受ければ用意できるハズです。



体調管理や装備も含めて、準備はしっかりと行いましょう。







【 走行上の注意 】




交通ルール・マナーを守り、集団走行の和を乱さないこと。


これは言われなくても、ほとんど誰もが心がけることだと思います。





集団走行で最も危険な要因は、 直前の人が死角になって、

前が見えにくいことです。




DSC02030.jpg

 (※画像はイメージです)




つまり、前方の状況を認識するのが遅れがちになり、

判断、操作もそれに付随して遅れることになります。




そこで大切なポイントは、

①車間をつめないこと



車間を開けることによって、前方の状況判断が容易になり、

運転操作に余裕ができます。



特に下りではスピードが乗るので、より十分な車間距離が必要となります。






②絶対に“後ろを振り向かない”こと



数秒間 目を離したスキに前車が減速したり、停車する場合があります。

一台の追突が、数台の後続を巻き込みます。


必要以上の振り向きは命取りと心得て下さい。






集団走行の基本は、まずこのふたつのポイントを守ることです。










【 サイン・声だし 】




集団走行で最も危険なのは、前車で前が見えにくいことと言いました。

後ろを振り向くのが危険であるとも。



そこで効力を発揮するのが、サインと声出しです。





サインや声出しのやり方は、地域やチームによって微妙に違う場合がありますが、

大体において以下の場合に使われます。



右左折、 減速、 停車、 路面・落下物注意、

 停車車両や歩行者など、 狭い道での対向車、追い越し車あり、 etc・・





DSCF6128.jpg




ひとつひとつの具体的な解説はあえてここではしませんが、

ネットで調べてもらえば色々ヒットすると思いますし、

SCMのイベントに参加してもらえば、実際に体験していただけます。





集団走行に慣れていない人は何だか難しそうに感じられるかもしれませんが、

やってみれば誰でもすぐに実行出来るものばかりです。





とは言っても、いきなり全部は覚えられないでしょうし、

最初から全て出来る必要はありません。



とりあえずサインの出し方が上手な人を ムリの無い範囲で真似てみて、

わからないことは知っている人に聞く。



何回かそれを繰り返すうち、自然に身についていきます。






ですが、とっさの場合や、怖くて手が離せない時もあるでしょう。

安全の為のハンドサインを出して事故に遭ったらシャレにもなりません。





そんな時は代わりに大きな声で伝えましょう。

“右に曲がりま~す。”  “停まりま~す!”

 みたいにね。


言い方に特に決まりはありませんが、肝心なのは “伝わればいい” のです。





安全性を考えれば、サインよりも 声出しの方が重要 と言えます。








次に、せっかく人がサインや声出しをしているのに、それをつなげなくては意味がありません。



自分ひとりがやらなくても伝わっているだろう・・  

というのは絶対にダメです。




恥ずかしながら私には、明らかに後ろがわかっているだろう・・ という判断でサインを出さず、

後続が大事故になりかけた経験が二度もあります。




DSCF0308.jpg




大丈夫だろう・・  と手を抜いてケガや破損につながっては大変ですが、

かもしれない・・  とサインや声出しして何もなくても、誰にも迷惑はかからないのです。







それから、人間にはミスや見落としが必ずあります。


前の人がサインや声出しをしなくても、自分が危険に気づいたら率先して実行しましょう。

そうする事によって一層安全性が上がります。




また、サインや声出しは、出すタイミングが遅くては何にもなりません。

早め早めに出すようにしましょう。




そして前後からのサインには必ず従う事。

必要を感じたら返事をするのも有効です。




ともかく、サイン・声出しについては、

安全を人任せにせず、キチッとつなぐ事が最も重要です。







その他のポイントとしては、


路面の傷みや段差、落下物などへの注意ですが、

最も注意すべきは縦方向の溝や段差です。




このような部分には近づかないのが懸命ですね。




DSCF0319.jpg




それから見通しの悪いカーブや、坂の頂上付近で右に寄りすぎないこと。


対向車は普通車だけではありません。

トラックやバスなど、大型車がふくらんで来る場合があります。




もちろん、このような場所で追い越しをするのは大変危険です。




DSC01718.jpg




あと大事なのが自分のペースを守る事。



オーバーペースは体力がもたないだけでなく、

疲労によって判断力が低下し、 思わぬ故障やアクシデントにつながります。




道路状況によっては一時的に置いていかれることもあるかもしれませんが、

必ず分岐や待ち合わせポイントで待っていてくれますので安心して下さい。





もし体調や機材に不調が生じたら、早めに申告しましょう。


同行者に迷惑をかけまいと思ってガマンしていると、

より深刻な結果になることがあります。






集団走行で必要なこと、 役に立つこと、

初級編はこのくらいにして、次回は中級編に続きます。






スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。